神が花嫁を迎えた日
天界に咲き乱れる天空の花・アポイナが赤く染まるという




白い、白い花びらが――花嫁の血を吸って……







実はこちらが真実だったり(汗)
「神に近づく」ということは、すなわち――


ちなみにちょっとした設定ですが……
この話中の世界では、かつて人間達が引き起こした厄災の償いとして
神の怒りを静めるために年に一度、娘を差し出しています


999年もの間、生贄を差し出してもなお続く神の怒り
一体いつになったら終わるのでしょうか……


最後に、相変わらずダークな展開ばっかりで申し訳ありません(汗)
最初はもっと幸せな、ただの結婚のお話だったんですけど
なんでこうなったんだろうか?

礼拝堂で、ステンドグラスを眺めつつ、パイプオルガンの音を聴いていたら
色々思う事があったんでしょうね

天使が堕天して悪魔となるように
神聖な世界の裏側には、暗黒の闇が存在すると思うのです
光があれば必ず影がつきまとうように……


ちなみに話中に登場したカタカナ名の由来はこんな感じ

アポイナ――償い・贖罪(ギリシア語)
パライソ――天国・極楽(スペイン語)
ノービア――花嫁(スペイン語)









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