× 挿話 【リトスへの道】 1 ×




 スペリオルを離れ、奇術師の末裔を求めてリトスへと向かうこと約一月。町へ村へと渡り歩き、現在イグネアとリーフは大陸ユウェルの東端の町・ニアにいた。ニアはリトスに最も近く、都会とリトスを繋ぐ最後の町で、ここから半日も歩けばようやく二人の旅も終わることとなる。
 ニアは割と規模が大きく、昼夜を問わず賑やかだ。夜である今の時候は仕事を終えた男たちの憩いの時間となっており、喧騒はまだまだ止みそうにない。
 戦で慣らした体力とはいえもはや過去の栄光なので、長旅が続けばさすがに疲れも溜まってくる。宿を取って身体を休めることになった。
 用意された一室で、ベッドにだらしなく突っ伏して四肢を伸ばし、イグネアはこれでもかと言うほどにくつろいでいた。うっかりすればそのまま眠ってしまいそうな勢いだ。というか、眠りたい。
「全く……一応は若い娘なのだから、そういう格好は止さぬか」
 ぎくっとして勢いよく起き上がると、そばでリーフが怪訝そうに見ていた。一月共に旅をするうち、何度か同じような忠告(?)を受けたが、直したところで自分には何の得もないのだから意味がない、とイグネアは考えていた。真紅の瞳が「文句あるのか」とでも言いたげに見ていると、リーフは盛大な溜め息を吐き、そばにある椅子に座った。
「今宵のうちに迎えの者と落ち合う手筈になっておる」
「迎え? 誰だ?」
「末裔探しを協力させた者だ」
「そうか」
 大して興味もないのか単に眠いだけなのか、イグネアはそれ以上追求しようともせず、再びベッドに顔を伏せた。
 その様をちらと見遣り、リーフはもう一度溜め息を吐いた。共に旅をする中でこういう状況は何度もあったわけだが……男と二人きりだというにも関わらず、この色気もへったくれもない相変わらずの雰囲気はなんだろうか。それをこの女に求めても無駄だとわかってはいるが、あまりにも意識されないとさすがにむかつくではないか。自分のためにもいつか矯正(強制)してやろうと考えつつ、若干イラッとした表情でリーフは立ち上がった。
「起きろ。出るぞ」
「は、はあっ?!」
 せっかく休んでいたのに……! 等の文句は一切通用せず、深緑の瞳が放つ鋭い眼光に気圧され、イグネアは渋々リーフについて行った。

 どこへ行くのかと思っていたら、宿よりほど近い飲食店だった。だいぶ繁盛しているらしく、店内はとても騒がしい。酒が入っているのか無意味にデカイ声で笑っている者もいる。
「なぜ、わざわざこんなに騒がしい所へ来たのですか」
「お腹空いたし、ここが一番近かったから」
 イグネアが低姿勢で問うと、猫被り状態でリーフがにっこりと笑んだ。
 二人きりならば遠慮なく“プレシウ訛り”で話すが、一応公共の場であるため言葉には気をつけている。スペリオルを出たからには“従姉弟”という偽りの関係は無意味なので使用していないが。
 リーフは元々普通に寝食を摂らねば生きて行けないし、ミールスに呪われて以来イグネアも普通に飲食するようになった。とはいえ味音痴は相変わらずで、何を食べても大して味の区別がつかないのが難点だ。
 程なくして、いくつかの料理が運ばれて来た。二人はテーブルに並べられた料理に適当に手を伸ばし、同時に口に運んだが……
「……ッ……まずい……!」
 二人揃って遠慮もなく渋い顔をし、口に手を当てて眉間にしわを寄せた。
 味が薄いとか濃いとか、辛いとか甘いとかいう以前に、そういう表現も出来ないほどの未知の味だ。味音痴のイグネアでさえ感じるまずさ。こんな料理で金を取るのだろうか。他の客は文句を言わないのだろうか。さすがのリーフも閉口して青ざめ、近いからと安易な理由でこの店を選んだことを後悔していた。
 あまりのまずさにしばし無言で佇んでいると、どこからともなく酔っ払いが現れて絡んできた。無精ひげを生やしたデカいオッサンだ。酒瓶片手に陽気にヘラヘラと笑っている。
「よう、チビッ子ども! 暗い顔してどうした?」
 リーフの背中に手を置いて、オッサンは馴れ馴れしく声をかけてきたのだが……
「ぐふうッ!」
 次の瞬間、スネに強烈な一撃を食らって身悶えていた。
「あれえ、足を上げたら“偶然”当たっちゃったみたい。ごめんね、デ・カ・イおじさん?」
 スネを押さえてうずくまるオッサンの前に、天使の笑顔を浮かべてリーフが立つ。にっこり笑いつつも額には明らかな怒りの証が刻まれていた。どうやら、料理が不味くて不愉快にな気分になったところへ“チビッ子”と言われ、過剰反応したようだ。
 スペリオルを出て以来、リーフは言動に遠慮がなくなって来た。気に入らない相手には容赦なく制裁を下すし、嫌味や毒舌を放つしで、チョビヒゲが見たなら泡を噴いて卒倒ものであろう。何となく昔の片鱗がのぞいているわけだが、おかげで変な輩に絡まれてもとっとと逃げていくため、大変重宝している。絡まれるほとんどの理由がイグネア自身であるため、結果的には助けられている事になる。
 ちなみに。リーフのブーツには細工がされており、つま先には金属が仕込んである。本人いわく「護身用だ」そうだが、たしかにそれなりの攻撃力はあるらしい。あれは相当に痛かっただろうな……と、イグネアは悶絶するオッサンに哀れみの視線を向けつつ、不機嫌そうに店を出て行くリーフの後を追った。

「何も蹴ることはないだろうに」
「うるさいのう。絡んでくる方が悪いのだ」
 イグネアがげんなりした表情で隣をうかがい見るが、リーフはしれっとした顔で歩いていた。だからって、たかが酔っ払いのオッサンに攻撃することもないだろうに。とはいえ、これ以上問答しているとそのうち己に飛び火するため、それ以上は何も言わなかった。倍以上の毒舌に対抗する気力が今はない。
 そんな感じで、往来の激しい通りをまったり抜けていると……
「……エムロード」
 どこからともなく地味に呼び止められ、リーフはぴたりと立ち止まった。愚鈍なイグネアは全く気付かずに数歩進んでしまったのだが、やがて隣に誰もいないことに気付いて慌てて引き返した。
 建物と建物の間、人目につきにくい細い路地に男が立っていた。ひょろっと背は高いが、着ている地味な色合いの服が上手い具合に周囲の暗さに溶け込み、場所も相まってとても目立たない。さらに頭には布を巻きつけており、それだけでも十分に怪しさ爆発な風貌だが、彼をより怪しく見せているのは間違いなく“奇妙な造形の色眼鏡”だろう。
「こんな所におったのか。探したぞ」
 大して探してもいないくせ、リーフは不満げに言い放った。それでも男は表情を変えず飄々としている。
 そんな中、イグネアは大変焦っていた。
「よいのかっ?」
 この男は間違いなく“モグラ”だ。モグラたちの特徴は、怪しさ爆発アイテムの“奇妙な造形の色眼鏡”だ。彼らは先天的に瞳が弱い種族で、強い光を嫌う傾向がある。
 モグラであることはわかるが、だからと言ってプレシウ訛りで話して大丈夫なのだろうか。袖を引っ張ってこっそり問いかけると、リーフは何のことだと言いたげな顔を向けてきた。
「心配には及ばん。詳しい事情は全く話しておらぬし、興味もないだろうからな。とはいえ、(わし)は【プレシウの魔術師】だと誰に知れても構わんが、お主は気をつけろよ。常日頃のように猫でも被っておけ」
 こっそり返されたが、猫被ってるのはお前だけだろうとイグネアは心中で激しく突っ込んだ。しかし色眼鏡がじっとこちらを見ていると気付き、思わずリーフの背後に隠れ、ほんのり警戒した。
「こやつの名はモル。今は(わし)と契約中ゆえ、色々と働いてもらっておる。この女はイグネア=カルブンクルスだ」
「ど、どうも……」
 恐る恐る視線を向けると、モルと呼ばれたモグラ青年は、軽く首を垂れて会釈した。もちろん表情の変化は一切ナシだ。モルという名も本名かどうか不明である。年齢不詳だが、あえて設定するならば二十代半ばくらいだろうか。リエスタに住んでいるモグラ青年と同一人物かどうかは謎である。
「それで、リトスの方はどうなっておるのだ?」
 リーフが問いかけると、モルは静かに頷いた。どうやら彼は、リーフの命を受けてずっとリトスに潜んでいたらしい。
「かつてプレシウに存在していた【奇術師】の末裔……名はオンブル=ベルンシュタイン。“プレシウの魔術師”に強い興味心を抱く三十四歳、研究に没頭するあまり未だ独身。引きこもりな生活をしているため、町人との接触は全て屋敷内で働くメイドを介する。人嫌いの癖あるやや変人だが、町人からはそれなりに慕われている様子。十時と三時、日に二回のおやつは欠かさない。現在、リトスの町長を“やらされている”」
 モグラがこんな風にペラペラと喋るなんて珍しい。とはいえ、必要なこと以外は他人と言葉を交わさない変人だ。これも必要なことだからなのだろうが。
 “プレシウの魔術師に強い興味”――リーフはそこに目を付けたのだろう。自分がプレシウの魔術師だと名乗れば、協力させられると思っているに違いない。
 ふと、モルの最後の言葉に引っ掛かりを覚え、イグネアは首をかしげた。
「やらされている?」
 イグネアが問うと、色眼鏡がこちらを向いた。
「町で一番金持ちだから、という理由らしい」
「安易な……」
 そんな簡単な理由で町の権力者に仕立て上げられたとは……一体どんなお人よしなのだろうか。話を聞く限り、真っ当な人間ではないと予測される。しかも、いい歳して何故に日に二回もおやつを摂取するのだろうか。さすがはあの【奇術師】の末裔、変人だなとイグネアは妙に感心していた。というか、よくもまあそこまで調べ上げたものだ。そして、変人であるモグラに変人と言われるとは、どれだけ変な輩なのだ。それにしても、一応“やや”と付け加えられているあたり、モルは自分の方が変人だという自覚があるのかも知れない。
 それはさて置き。
「簡単に侵入できそうか?」
「……難しい。本人はほとんどと言っていいほど外出はしないし、玄関先にも出てこない」
「困ったのう。本人に会わねば話は進まぬし、自発的に扉を開けさせねば」
 そうでなければこちらが勝手に押し入る形になってしまう。今後のことも考えると、出来るだけ穏便に事を済ませたい……などとリーフはブツブツ言っているが、その隣ではイグネアが怪訝そうにしていた。“侵入”と言っているあたり、すでに押し入る気満々ではないか。
「だが、心配は要らない」
「?」
 何のことかと首をかしげると、モルは懐から一枚の紙を取り出した。
 そこには“緊急・メイド募集”と荒々しく、しかも適当に殴り書きされていた。
「成る程」
 リーフとモルが納得したように頷き合い、次いで深緑の瞳と色眼鏡が同時にイグネアを見た。
「なな、なんでしょう?」
 何か不穏な空気を感じ取り、イグネアは若干怯みつつ後退りした。追い討ちをかけるように、リーフが爽やかな笑顔を向けてきた。非常に胡散臭い。
「お主、これに応募しろ」
「はあっ?!」
 思わず頓狂な声を上げたが、リーフの笑顔はもはやいかなる反論も許さぬほどの圧力を湛えていた。




 そんなこんなで翌日。
 早朝にニアを発ち、モルの導きでさらに東へと歩くことおよそ半日。ついに最終目的地であるリトスへとやって来た。
 田舎町とは聞いていたが、さほど廃退感のない綺麗な町だ。人口もさほど多くないせいか、町行く人の姿もあまり見られず、閑静だ。北から西へかけて山が連なり、東側には海が広がっている。そのせいか自給自足で成り立ち、ニアとの流通もそれなりにあるらしい。完全孤立の町ではなく、この自然状況ゆえに“田舎”と呼ばれるのだと思った。
「……ここがリトスか、なかなか良い町だ。元はプレシウであるせいか、何だか高揚するのう」
 澄んだ空気を思い切り吸い込んで、リーフはご満悦の表情で懐かしんでいる。出身者である彼にしてみれば、ここは故郷も同然。その上元々は豊富な魔力を備えていた大地、魔術師として言い難い興奮を抱くのは無理もない。深緑の瞳が眺めている北に連なる山々のふもとは、まさに彼らの戦場だったのだ。
 そうなると、当然同郷出身者であるイグネアも同じような心境に陥っているはずなのだが……
「い、嫌だ、絶対に嫌だっ……!」
 ニアからここに至る道中、全く同じ台詞を繰り返し、青ざめていた。
 そんな彼女を見遣り、リーフが溜め息を吐く。モルはそ知らぬ顔だ。
「いい加減諦めぬか。これ以外の方法はないのだから仕方あるまい」
「し、しかしですね! メイドだなんて、そんな仕事はしたこともありませんよ!」
「どちらにしろ、暫くはここで暮らさねばならぬのだ。どうせなら住居が確保されていた方が良かろう」
「そ、それならばもっと穏便に願うとかすればよいでしょう!」
「ほう……お主はこの(わし)に、たかが奇術師の末裔ごときに頭を下げろと言うのか?」
 挑発的に口端を吊り上げ、深緑の瞳が異様な威圧を湛えて笑む。イグネアはうっと押し黙った。さすがは無駄に自尊心の高い裁判官様。加えて過去に騙された屈辱は、未だに晴れていないらしい。
「それを言うならば、むしろ願うのはあちらの方だ。何せ正真正銘本物の“プレシウの魔術師”が、己の研究に協力してやろうと言うのだから」
 その交換条件として、自分達の呪いを解かせようとしているのではないか。しかも絶対穏便に事が進むわけない。間違いなく、脅して騙して屈服させるつもりだ。呪いが解けるのは大変嬉しいが、何だか人としてやり切れない。
 もう何を言っても無駄だろうし、これ以上話していてさらに毒を吐かれるのも疲れるため、イグネアはついに諦めて肩を落とした。その頃合を見計らい、モルが二人に声をかけた。
「あの屋敷がベルンシュタイン邸だ」
 すっと指差された方角に目を向けてみる。
 続く街並みより少し小高い丘の上に、それはもう立派なお屋敷が建っていた。

 歩きながらモルから聞いた話によれば、ベルンシュタイン邸で長らく働いていたメイドさんは、つい最近国に帰ってしまったそうだ。そういうわけであの貼り紙が出ていたわけだが、町人にはそれぞれ必要な仕事があるのだし、いくら町長の家とはいえメイドとして働こうとする人はなかなか見つからないらしい。とはいえ、何かと世話を焼いてくれているようだが。
 話を聞いたリーフはかなり好都合だとご機嫌だったが、イグネアは心底沈んでいた。まあ、ただで呪いが解けるとは思ってもいなかったが……この先しばらく、リーフに加えて変人のモル、さらに“やや”変人の奇術師と一緒に過ごさなければならないのかと思うと気が滅入る。逃げ出したい気分だ。
 そうこうしているうち、ついにベルンシュタイン邸に到着してしまった。近づいてみるとその広さがよくわかる。他の民家をはるかに凌駕した、無駄な金の使い方だ。入口の扉には何やら変な形をした小さな鐘のようなものが取り付けてあり、そこからひもが垂れ下がっている。
「これを引くと出てくるのでしょうか?」
 扉の前に立たされたイグネアは、興味深々でひもに手を伸ばした。とりあえず呼び出さないといけないため、掴んだひもを引いてみたが何の反応もない。おや? と思って今度は横に揺らしてみるが、やはり何の反応もない。
「壊れているのでしょうか?」
 ずれた眼鏡を正しつつ、何度も同じ行為を繰り返していると……
 扉の向こうから誰かがドスドスと駆け寄ってくる音が聞こえ、それからすぐに扉が開いた。ほんのわずかだが。
「……うるさい! 何度も呼ばなくても聞こえている!」
 ちょこっと開いた扉の隙間から、来客相手とは思えぬような文句が飛んで来た。若干怯みつつ、何の音が聞こえたんだろうと不思議がりつつ隙間をのぞいてみると、目の前には洋服だけが見えた。おや? と思って視線を上げると、イグネアの視線より高い位置にようやく顔を見つけた。薄暗くてはっきりとした顔立ちはわからないが、神経質そうに怒っている表情だけは見て取れた。
 真紅の瞳が瞬いた。特にその顔が気になったとかいう理由ではなく、単に相手が眼鏡をかけていたからだ。ちょっとした仲間意識だ。
「誰だ、君は!」
「あ、ええと、その、貼り紙を見て来たのですけど……」
「貼り紙?」
 すると、男はもう少しだけ扉を開き、それでもわずかな隙間から品定めするようにイグネアを眺めていた。眼鏡の奥で琥珀色の瞳が上下している。
「……君が?」
 遠慮もなく不満そうだった。
「君のように鈍臭そうな娘はいらない。そういうわけでお引取り願おう」
「ああ、ちょっとお待ちください! それでは困るのです!」
 ここで追い払われたらお終いだ。後でリーフに散々文句は言われるだろうし、呪いは解けないし、何とか雇ってもらわなければ!
 閉められまいとしてイグネアは扉にしがみ付いた。一方相手も開けられまいとして必死に格闘している。
「お願いですから、少し話を聞いてくださいませんか?」
「くっ……しつこい奴め、無理だと言っているだろう! 大体、私は余所者は嫌いなんだ!」
「そんなことおっしゃらずに!」
「いいから離れろ! 第一、君を雇った所で私には何の利益も生じなさそうだ!」
「そうでもないぞ」
 突然少年の声が聞こえたために油断したのだろう。内側から働いていた力が緩み、そのせいで必死に扉を引いていたイグネアは思い切り背後へと倒れ込んだ。間一髪、いつの間にか後ろに立っていたモルが支えてくれたおかげで難を逃れたが。そして相手はというと、扉が開いたおかげで支えを失って思い切り前方に傾いた。両手両膝を床につき、ずれた眼鏡を正しつつ少年の姿を仰ぎ見ている。三十四の男がするには情けない体勢である。
(わし)の名はリーフ=エムロード」
 腕を組んで仁王立ちした少年は、深緑の瞳を細めて好戦的に笑んだ。
「オンブル=ベルンシュタイン――【奇術師】の末裔よ、光栄に思え。こやつをメイドとして雇うならば、この儂がお主の研究とやらに協力してやろう」
 琥珀色の瞳は、信じられないもの(むしろ珍獣)を見たかのように驚いていた。

 こんな感じでイグネアとリーフ、そしてモルは新たな住居を得ることに見事成功し、“やや”変人なオンブルを加えた奇妙な同居生活は、かなり強引に始まるのだった。





←BACK / ↑TOP / NEXT→


Copyright(C)2008 Coo Minaduki All Rights Reserved.